解体の見積もりについて

2022.06.06

解体の見積もりについて

解体の見積もり

解体工事を見積もりしてもらうのにどのくらいの費用がかかるのかご紹介します。

解体費用の相場について

解体費用を求める場合は一坪あたりの解体費用に付帯工事費を足すと概算できます。また、建物の構造により違いがあります。付与工事は変動が大きいため計算が難しいです。

目安は坪単価の相場に1万～2万円上乗せされると覚えておいてください。
〇木造　4万～5万
〇軽量鉄骨造　6万～7万
〇鉄筋コンクリート造　7万～8万

床剥がしの解体費用

床剥がしの費用は面積で計算することができます。解体費用に廃材の撤去費用を上乗せした金額が床剥がしの金額になります。相場は約1200円～1500円㎡になっており、床剥がしをした後にフローリングを張る場合にかかるのは9000円〜14000円/㎡が相場になっています。そのため、10㎡の工事の場合、90000円〜140000円が目安です。

解体工事の見積もりは業者により違う

同じ建物の解体工事でも業者によって見積書の金額は違っています。それはなぜなのでしょうか。

〇構造、付帯物、環境の違いから

まずひとつめは、建物の構造や付帯物、環境です。建物や周囲の環境により解体に最適な重機が違います。その環境下で解体するときに適した重機がある解体業者は期間もかからず、費用も安くなります。
解体のために重機をリースした場合はレンタル料が上乗せされることがあるので注意しておきましょう。解体工事のときに使用する足場や養生シートがない業者は、専門業者に足場を組んでもらうので別途リース費用や施工費も必要です。

〇解体業者による解体方法や設備の違い

解体業者によって解体に重機を用いるか手作業で解体するかで方法が違うことがあります。
特に住宅が密集したところや解体工事が難しい場合は施工方針の違いが見積もりで大きく反映されます。効率的に施工できる解体業者なら人件費や重機の燃料費も抑えられ、見積もりも安くなることも。
ほかに廃棄物の処理方法でも見積もりには関係しています。処理施設と年間契約を結んでいることで処理費用を安くしているところもあれば、自社で処理施設を所有している業者もあり、廃棄物処理費用を抑えられる場合もあるのです。

見積もりの安さだけで選ばないこと

解体工事の業者を依頼するとき、見積もりが安いからというだけで決めてしまうのはやめたほうがいいです。見積もりが安い業者の場合、必要になる経費を削っている可能性があるのです。そのリスクについていえば、工期を短くして人件費を削減したら廃材が大量に残るケースや、廃棄物処理施設に持ち込む費用を抑えようとして不法投棄をしてしまうケース、養生をしなかったため周囲がほこりと廃材の破片だらけになってしまうケースなどがあります。相場と比較し、見積書が安すぎるような場合は違法業者や悪質業者であることが考えられます。

補助金が利用できる

自治体によっては空き家の解体やリフォームに補助金が利用できることがあります。補助金には利用の条件があってその基本的な条件を満たす必要があります。
それは一年以上移住やその実績がないこと、個人所有の建物であること、一戸建てまたは併用住宅であることなど。
解体の一括見積もりは概算として
もうひとつの注意すべきところは建物解体の一括見積で概算としておきます。ネットで一括見積を利用すれば解体工事のミレーションで複数の業者から一括見積りを請求することができます。しかし、採取的な見積もりをするには解体を行う現場を見てから決めます。
建物や周囲の状態によりネットで見積もりをすると上下することが多いので気を付けるようにしましょう。