【解体工事業者に気をつけて頂きたい建替え解体工事ポイント5選】

【解体工事業者に気をつけて頂きたい建替え解体工事ポイント5選】


目次

1 解体工事の概要【建替え編】
2 解体工事業者に気をつけて頂きたい建替え解体工事ポイント5選
 ❶ 撤去範囲の確認・共有
 ❷ 近隣へのご挨拶※解体後もお施主様はその土地に住み続ける
 ❸近隣への配慮※休日前にシートを張らない
 ❹ブロック塀の一部撤去
 ❺地中障害物の確認
3 まとめ

解体工事の概要【建替え編】

【地域】愛知県春日井市
【構造】木造2階建て
【規模】延床 35坪
【内容】建替えに伴う家屋解体
【金額】150万


お疲れ様です!
皆さんこんにちは!初めまして、スタークの仲石です!

今回のお客様は、実は弊社が春日井市で住宅解体工事を行っていた際に現場の方へたまたまいらして、見積りのご依頼をお声がけいただき、弊社での施工が決まりました。
実際に春日井市の現場で行なっている解体工事をご覧いただいた上で、スタークにご依頼いただきましたので、期待に添える解体工事ができるよう努めます。
昨今の解体業界では、見積り価格だけで比較されてしまうことが非常に多いですよね。
実際は質も全然違います。

弊社としても、スタークの解体工事の品質を見て決めていただいくのは、大変ありがたいことなのです。
今回は解体業者がどのようなポイントに気をつけて解体しているのかまとめてみました。

解体工事業者に気をつけて頂きたい建替え解体工事ポイント5選

今回の工事は、住宅の建替えにおける解体工事になります。
新しく建物を建てる事に関してはハウスメーカーや工務店さんにお願いして、既存の建物の解体に関しては解体業者に発注いただく、いわゆる分離発注の形でご依頼いただきました。
建替えの解体工事で、弊社が気をつけたポイントを5つご紹介していきたいと思います。

❶ 撤去範囲の確認・共有

ハウスメーカーの方・発注者様との施工範囲の擦り合わせ、共有はかなり大切です。
新築担当の住宅メーカーさん、そして発注していただくお客様と工事前に良く打ち合せをしないと、撤去範囲を間違えて解体してしまう可能性があります。
建物はもちろん、基礎までの解体を行う工事ですが、
外構は全て撤去ではありませんでした。
今回は、

・お施主様が大事にされている一部の植栽と庭石を残し、そのままにしてほしいとのこと。

・外構のブロック塀も全て撤去ではなく、一部は上部のみをカットしてほしい

という内容でした。

今回は住宅メーカーさんの方で事前に打ち合わせをした撤去範囲の図面を作成して頂いておりましたので、着工初日に職人全員で図面を見ながら現場で再確認していきます。

現場では、テープ・チョーク・スプレー等を使用し、残すものと撤去する範囲をマーキングしていきました。

最近の解体業者の中には、
解体工事業者が利益先行をしてしまって、早い工期で解体工事を終えようと、現場でのこういったコミュニケーションが取れていない業者さんも中にはあるように見受けられます。

日本語が不十分な外国籍の職人さんも増えていることも要因の一つかもしれませんね。

スタークでは、現場でのコミュニケーション不足から、お施主様にご迷惑をお掛けするなんてことがないように、細心の注意を払って施工するようにしています。

❷ 近隣へのご挨拶※解体後もお施主様はその土地に住み続ける

また、この工事は建替え工事の一環であることを現場に周知し、近隣にお住まいの方々に、工事前に事前のご挨拶まわりをさせていただきました。
解体工事をした後にも、新築の建物にまたお施主様がお住まいになられるということ

ご近隣様への挨拶・騒音や粉塵などの配慮をいつも以上にしっかりとやる。
お施主様はその土地に住み続けるということ

もし、近隣の方と現場での職人の態度や騒音や粉塵などでトラブルを起こしてしまうと、その土地にこれからも長年住み続けるお客様の信頼を損なうことにつながって、今後の新生活に大きなご迷惑をお掛けしてしまうかもしれない

それを考慮した上で、施工計画を立てていきます。
敷地内には駐車スペースが乗用車一台分あったので、産廃のダンプも敷地内に駐車できそうで、全面道路も広かったため、重機の搬入も大丈夫そうでした。

事前の注意ポイントのチェックはOK。
解体工事を開始していきます。

まず、庭で残さなければならない植栽と庭石を敷地の端に寄せて、誤って撤去・処分しないようにし、
処分予定の植栽を撤去して庭石は養生の中に入るようにし、養生を組立てる段取りを行います。

❸近隣への配慮※休日前にシートを張らない

解体業者が住宅を解体する際に行う、いつも通りの手順で養生組立てから進めていきます。
しかし!!
今回は週末の土曜日で、日曜日は風雨が強い予報でした。
休日前に養生を組立てる際は、休日・週明けの天候に注意します。

仮に風が強い予報の休日前にシートを張ってしまい、休日に万が一、シートが単管パイプから剥がれてしまっても現場に誰もいません。
近隣の方への配慮
休日にシートが剥がれてしまうと現場での対応が出来なくなってしまい、この場合、困るのは近隣にお住まいの方々なのです。
近隣の方からクレームのご連絡をいただくか、クレームとならなくとも近隣の方が不安な気分になるのは間違いなし。。

休日の天候が良くないようであれば、シートを張らずに骨組みだけを組立てるか、シートをまとめた状態で休日を迎えるようにします。
シートをまとめておけば、休日明けに一から張るよりもスムーズに張れて時間の短縮が出来ます。

当たり前の配慮ですが、事前にできることはきっちりやっていきます。

屋根瓦の撤去

そして養生設置が終わったら内装解体を行っていき、屋根瓦を撤去しました。
まずは屋根の下地と2階の一部を手壊しして、躯体の重機解体がスムーズにいくように段取りします。

重機による躯体解体

重機は8tクラスを選定して躯体解体を進めます。
壁を倒して分別積込を行い、建物が無くなった部分に関しては、養生をはずしていきます。

木造住宅解体の場合は、手作業と重機作業を併用して、木くずとそれ以外に分けていきます。
大抵の場合、木くずの搬出が終わった後に混合廃棄物類を一気に搬出します。

今回は車両と運転手が回せましたので混合廃棄物も同時進行で搬出しています。


外構の撤去

上屋を解体した後は基礎を撤去して、撤去範囲の外構を撤去しました。

❹ブロック塀の一部撤去

全撤去しないブロック塀は、ダイヤモンドカッターを入れて上部数段のみを撤去しました。
普通な作業なのですが、

ハウスメーカーの方、発注していただいたお客様と事前に撤去範囲を打ち合わせしたのに、現場との意思疎通が取れていなくて、ブロック塀は全部解体して撤去してしまった。。。

このような事がこの解体業界では起こり得ることなのです。
ブロック塀の撤去は、事前打ち合わせをしてから実際に工事が始まって、養生、屋根材の解体、内装解体、躯体解体、基礎解体を終えてからの最後の作業です。

施工管理が現場に張りついている訳ではないので、職人さんとのコミュニケーションが取れていないと、ついつい全部壊してしまう可能性があります。

このようなことが絶対起きないように、スタークでは施工管理での現場とのコミュニケーションを徹底しております。
そして、道路面の一面のみ全撤去でしたので、道路側のブロック塀は全て撤去しました。

最後に地中の埋設物がないかの試掘の工程になります。

❺地中障害物の確認

試掘作業もしっかりと行いました。
ここで手を抜いてしまうと、地中に埋まった不用な埋設管や地中障害物を残してしまい、新築工事の工期延長の可能性があります。

地中障害物は必ず撤去する

地中障害物が残ったままだと、新築の工事日程の最初で行う根切り作業でいきなりつまずいてしまい、地中障害物を撤去するために、新築のハウスメーカーさんからまた解体業者に発注が来るなんてことが起きてしまうのです。

地中障害物は、解体現場では本当によくあるケース。

ちょっとしたコンクリート片、屋根材などはよく埋まっていますし、最悪以前の建物の基礎が、地中に埋まっているなんてことも。
これら地中埋設物は、追加工事となるのですが、
安い見積りでとにかく受注しようとする業者さんの中には、工期が伸びるのを面倒がってしまい、見て見ぬふりをしてお客様に隠すような解体業者さんも中には一定数いるような気がします。

今回は元々、畑があった土地なのでしょうか?
ありがたいことに、地中障害物はほぼありませんでした。

新築側からの要望で残土鋤取り・搬出作業が追加になりましが、ほぼ想定通りに作業は完了できました。

まとめ


今回は建替えに伴う工事でしたので、排水管の切断箇所・試掘の状況等の伝達事項を新築の担当の方に引継ぎました。

更地化工事の場合には、ライフラインの切断位置等はあまり気に掛けることではないかもしれませんが、
建替え工事の場合はしっかりと引継ぎます。

たまに、不明管が敷地内を横断しているなんてこともあります。
一連の建替え工事の中で、最初に解体工事が入ります。

解体工事の段階でご近隣様へご迷惑をかけてしまったり、試掘作業を怠ったりしてしまうと、後の新築工事に影響が出てしまいます。
延いては、ご発注頂いたお施主様にもご迷惑をおかけしてしまいます。

当り前のこと当り前にやっていくこれが、解体工事はもちろん基本中の基本です。

安心安全の解体施工を行う

こういった現場の意識を徹底していきます。
弊社の施工現場をご覧になったのがきっかけで、お声がけいただいたお客様にご満足いただけて本当に嬉しく思います。

解体工事のことならまずは相談を

名古屋の解体をするならまずスターク株式会社に相談してみてください。

https://stark-co.jp/about/


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